ただ、ジョホールに暮らしているとこの都市の長期的な成長ポテンシャルも同時に感じます。シンガポールでの仕事もよく入るので週に2~3回はシンガポールにジョホールから日帰り出張していますが、空いている時間帯でも国境を超えることもあり、シンガポールの中心部に行くのに最低2時間はかかります。普段はバスで国境を超えていますがこれが地下鉄でシンガポールの中心部まで直通で行けるようになると、圧倒的に利便性は改善されて時間も1時間以内でアプローチできるようになり、シンガポールのベッドタウン化が一気に進むでしょう。
計画されている2018年のジョホール~シンガポールの地下鉄直通は少なくとも数年は遅れそうですが、それでも今から10年以内にシンガポールとの行き来が非常に便利になる可能性は高いでしょう。平均価格帯の物件は、中国の巨大ディベロッパーが各社10万戸単位の供給を予定しているので明らかに供給過剰ですが、シンガポールへのアクセスに優れた好立地かつハイエンドの物件であれば、長期的な価格上昇はまだまだ期待できると、普段シンガポールとの行き来に苦労していて、それが改善することのポテンシャルを肌で感じているだけに確信しています。
ほとんどの人が経験しない、日常的に3ヵ国に住む生活ですが、トラブルが多く大変である一方、生活の中で色々な発見もあり刺激的でもあります。