シンガポールは2011年に国際会議の開催件数で、米国や日本を抑えて国別で世界ナンバーワンになるなど、国際的なイベントが多数開催されています。その中でも、最大の盛り上がりを見せるのが毎年9月下旬に開催されているF1のシンガポールGPです。
シンガポールGPは国際観光都市を目指すシンガポール政府の肝いりで2008年から開催されています。公道を用いたサーキットで、かつ夜間に開催される唯一のGPとして、20戦近く開催されているF1 GPの中でも屈指の人気を誇っています。既にシンガポールGPは2017年までの開催が決定されており、巨額の開催コストは政府もかなりの割合を負担しています。
世界屈指のスポーツイベントを運営し、その収益力で知られるF1の運営会社は現在上場を検討していますが、シンガポール市場が最有力候補としてあげられています。グローバル企業を集め資金調達力にも優れたシンガポール市場が評価されているだけでなく、シンガポールGPの人気ぶりも作用していると見ています。
今年のシンガポールGPは、残念ながら日本での仕事がある関係で観戦ができないのですが、昨年はシンガポールのビジネスパートナーの方から招待を受けて観戦しました。写真にあるように、スタートラインの真横のスイートルームという素晴らしいシートに招待されて、妻と感動しながら観戦しました。
このスイートルームの観戦では、ビュッフェ形式で食事や飲み物が提供され、シャンパンやワイン、おいしい食事とともに観戦が楽しめます。また、試合前にはマッサージなどのエステサービスも提供されていました。レース後にも、昨年はジャスティン・ビーバーやリアーナなどの世界的なアーティストによるライブが深夜まであるなど、大人が1日楽しめるイベントとなっています。