このスイートルームのシートはなんと決勝戦の1日だけで1人50万円以上もするらしく、夫婦で100万円以上かかるため自腹では絶対に観戦できないと話していました。ただ、私たちのシートがあった部屋も含めて、スイートルームは50近くありましたがすべて満席となっていたようです。このような超高額のシートが数千枚完売するところからも、シンガポール経済の好調ぶりがうかがえました。
決勝戦のレースがスタートする直前には、なんとデビット・ベッカムがコース内に現れ、スタートを控えたレーサーたちも記念撮影をリクエストしていました。シンガポールGPには、他にもパリス・ヒルトンなどの世界的に著名なセレブ達が観戦に訪れていました。シンガポールの美しい夜景を背景に、ライトアップされた公道を超高速でF1カーが疾走し、さらにそれを世界的なセレブ達が見守っているという、日本では体験できないとても華やかなイベントでした。
昨年のシンガポールGPは、弊社のお客様も日本から何名か観戦に訪れましたが、皆さまとても満足されていました。決勝戦の日だけでなく、レースの1週間ほど前から公道の周りにブロックが積まれたり、通行止めがされたりとレースの準備が行われるため、徐々に気分が盛り上がっていきます。
お客様によると、高級ブランドのショップにも普段よりさらにハイエンドの商品が並んでいるらしく、シンガポールGPの観戦に訪れる海外からの観光客に対して、街全体でシフトしているようです。また、レース前後の日には、シンガポールの著名な高級ナイトクラブでパリス・ヒルトンなどセレブ主催のパーティが開催され、レース後にはレーサー達も参加するので、弊社のお客様の中でも若い方はこうしたパーティに参加して、F1ウィークを満喫していました。
このようにシンガポールGPは、トップダウンのシンガポール政府の強みがフルに発揮されて、世界にも類を見ない盛り上がりを見せる国際イベントなっています。日本では公道をそれも夜間に封鎖してF1を開催することは、承認にとてつもなく長い時間がかかり実施は考えづらいでしょう。
シンガポールの繁栄ぶりを体験したい人は、シンガポールGPを観戦するのが最も手っ取り早いと思います。今年の開催日は9月19日〜21日、最終日には、世界的な歌手•女優であるジェニファー•ロペスのパフォーマンスがあります。関心がある方はぜひお越しください。