私たちはコタキナバル全体に3日しか居られなかったので、ブンガラヤにも2日しか滞在できなかったですが、多くのゲストは1週間ほど滞在するようです。スキューバやカヤックなど様々なマリンスポーツ、ジャングルトレッキングやジップラインなど様々なアクティビティがあり、さらにスパも充実していて長期の休暇でも飽きないようになっています。
リゾートの前に広がるビーチもとても細かな真っ白な砂でとても見事です。この砂は他の場所から持ってきてビーチ全体にきれいに敷き詰めたようです。上記のような立地条件ですから、建築資材なども全て本島から船で持ってくる必要があり、ブンガラヤは建設開始から完成まで丸2年を擁したそうです。
秘境のリゾートらしく滞在中に多くの動物が見られました。大きなイノシシや猿、日本では見たことのない南国のカラフルな野鳥、ジャングルトレッキングでは鮮やかな緑色の毒蛇まで見られました。こうした大自然を楽しみながら、ハイレベルの食やサービスを楽しめるブンガラヤのような、秘境のハイエンドリゾートが東南アジアにはどんどん増えてきています。次回は、もっと長い休暇を確保してのんびりと、心まで大自然を満喫したいと考えています。
ガヤ島には3つのホテルがあり、その内のブンガラヤとガヤナが同じオーナーに所有されています。ガヤナの方がブンガラヤよりも大規模で、施設も充実しているので子連れの方にはこちらのホテルの方が良いかもしれません。両リゾートのオーナーの名前はジリアン・タンという女性で、ディベロッパーとして財を成したのちにリゾートビジネスに参入したと、ホテルスタッフから聞きました。
今でも必ず月1回は両リゾートを訪れて、くまなくリゾート中を見て回り細かく指示を出しているようです。東南アジアではハードにサービスが追いついていないリゾートもまだまだ多いです。ブンガラヤにも怠慢なスタッフは居ましたが、ホスピタリティにあふれる素晴らしいスタッフが目立っていた背景には、このオーナーの姿勢があるのかもしれません。タン氏は日本も好きで、ちょうど私たちがリゾートに滞在していたタイミングでも日本に居たようです。いくつか自然に溶け込んでいないオブジェがリゾート内にあったことが気になったので、日本の自然と融合したスタイルを活かして、撤去してもらうとより魅力的なリゾートになると感じました。
日本では徐々にお気に入りのリゾートに長く滞在する休暇のスタイルが普及してきていますから、まだコタキナバルを訪れたことのない方は、ブンガラヤとてもオススメです。1点注意は、ジャングルの真っただ中にリゾートが作られているので仕方のないことですが、蚊が多くいます。日本の通常の虫よけはほとんど効き目がないので、リゾートに着いたらジェルタイプの強力な虫よけを¬もらうようにしてください。
来週からは複数回にわたってマカオについて紹介します。