今回の訪問で家族全員ともに最も気に入ったのがアニマル・キングダムで、世界各地の広大なサファリが巨大なスケールで再現されていました。アニマル・キングダムに併設されているロッジに宿泊すると、写真にあるように部屋のすぐ前まで動物たちが来てくれて、子供にとっては忘れられない思い出となったようです。
テーマパークの中にも、大きなバスでこのサファリエリアを見て回れるアトラクションがあり、小さな子供を連れていくことが難しいアフリカや南アジアのサファリの雰囲気を満喫できます。
このように既に途轍もない規模を誇るディズニー・ワールドですが、まだまだ進化を続けていきます。ディズニーはここ5年ほどで、スター・ウォーズを擁するルーカス・フィルムや、アベンジャーズシリーズが大人気のマーベル、さらにはCGをアニメの草分けにして最大手のピクサーと、外部スタジオをどん欲に買収したことで、無敵のコンテンツラインナップを誇っています。
この流れを活かして、ディズニー・ワールドにも続々と新たな施設が完成していく予定です。まず、史上最高の興行収入をたたき出したアバターのテーマパークが、2017年の夏に完成する予定です。こちらはアニマル・キングダムに建設中ですが、この夏の訪問でも工事がかなり進んできていることがうかがえました。さらに、その翌年の2018年にはスター・ウォーズのテーマパークも完成する予定です。このスター・ウォーズのテーマパークは、1つの映画のパークとして史上最大になる予定です。
ディズニーにルーカス・フィルムが買収されたことで、エピソード7~9の新シリーズや様々なスピンオフ作品が制作されることになり、スター・ウォーズは親子2代、もしくは3代にわたって家族全員がファンになる世代を超えたエンターテイメントとなっています。うちの家も子供がエピソード7を見てスター・ウォーズの大ファンになり、このスター・ウォーズのテーマパークが完成するタイミングで、ディズニー・ワールドを再訪しようと計画しています。他にも、まだ完成時期は分かりませんがトイ・ストーリーのテーマパークも新設される予定です。
世界で最も成功しているテーマパークであるディズニー・ワールドですが、このように新設のテーマパークやITインフラにどんどん投資をしてさらに顧客満足度を高めようとしている姿勢には、ビジネスパーソンとして頭が下がる思いを持ちました。
次回は、オーランドの街の発展をその礎を築いたディズニー一族の歩みとともに紹介します。
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