海が最高に美しいセント・ジョン島
その点で、シュノーケリングをしていて最高に楽しかったのが、USヴァージン諸島に所属するセント・ジョン島です。USヴァージン諸島は、この島とセント・トーマス島に多くの人が住んでいますが、大型客船が停まれるのはトーマス島の方で、ジョン島には小型のクルーザーで30分ほどかけて移動します。
ただでさえどの大陸からも遠く、さらに飛行機でもアプローチできないUSヴァージン諸島の中でも、さらに小型の船で移動しないとたどり着けないセント・ジョン島はまさに絶海の孤島という雰囲気ですが、それだけの手間をかけて移動する価値は十分にあります。
セント・ジョン島のビーチはすぐ深くなっていてサンゴ礁が生息しやすく、シュノーケリングだけで無数のカラフルな魚が見られます。エクスカージョンに参加すればツアーの参加者以外に誰もいない入り江で何時間もシュノーケリングが出き、今回初めて挑戦した子供もすぐに夢中になっていました。
セント・ジョン島はまさに手つかずの自然が残っていて、今回巡った島の中で最も再訪したい場所でした。セント・トーマス島にはリッツ・カールトンホテルができるなど宿泊施設も充実してきているので、次回はクルージングの途中で1週間ほど滞在して、次に同じ船が巡ってくるタイミングで米本土に戻るという優雅な旅も可能なようですから、ビジネスを頑張って稼いでまた戻ってこようと妻と話していました。
前回にタックスヘイブンとしての成り立ちを詳しく紹介したBVIもザ・バスなど、ビーチに巨岩がいくつも転がっていて海水に浸された洞窟のようになっている場所は見応えがありました。
ただ、観光地化が進んでいて、洞窟も狭い場所や急な場所では何十人も行列を作っていて待っていなければならず、ゴミも結構落ちていてリゾート地としてはセント・ジョン島の方が魅力的に感じました。