ここまで2回にわたってマニラについて、カジノリゾートを中心に紹介してきましたが、ここから2回はマニラ全般の最新事情について紹介します。(マニラのカジノの回を読む)
格段にグレードアップした空港
マニラを訪れたのは3年ぶりでしたが、すぐにその大きな変貌ぶりに気づきました。前回に訪問したときはニイノ・アキノ国際空港のターミナルは設備が老朽化していて、動線の効率が悪いためにやたらと時間がかかり、空港から外に出るだけで2時間近くかかりました。さらに、空港から出るとすぐに白タクの客引きが何十人もたむろしていて、しつこく誘ってくるのでホテルに着くまでにぐったりとしました。おまけに、入国の際にお金もかかるので、訪問者に悪いイメージを植え付けてしまっていました。
この入国の際に手数料をチャージする方式は、少し前までインドネシアでも採用されていましたが、1人数千円とはいえ家族全員であれば馬鹿にならない出費で、同時に新興国の中でも遅れているという印象を持たせるので、インドネシアもフィリピンもこれを廃止したことは両国のイメージアップにつながったと思います。
今回の訪問では、この入国時の手数料が廃止されていただけでなく、国際線ターミナルが2015年の大改装により見違えるようにきれいになっていて、イミグレや荷物のピックアップもスムーズで、飛行機を降りてから30分ほどで空港の外に出られました。以前見られた白タクの客引きもほとんどいなくなっていて、ウーバーが普及しているのでぼったくりにあう心配もなく、ホテルにスムーズに移動できました。
今回マニラに着いたのは午後10時くらいだったのですが、もしかするとホテルにチェックインできるのは日をまたいでからかもしれないと、暗澹たる気持ちになっていたのですが、良い意味で大きく期待が裏切られました。