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The Style Concierge

宿泊してきましたオカダマニラ

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この連載の40回目で、オカダマニラについて紹介しましたが(40回を読む)、この時はまだカジノだけのソフトオープンでした。17年5月に再び仕事でマニラを訪れ、オカダマニラに宿泊してきましたので、今回はホテルの設備やサービスも含めてオカダマニラについてより詳細に紹介します。

安定には時間がかかる印象

オカダマニラは2015年開業予定でしたが、遅れに遅れてようやく昨年末にカジノが開業し、17年3月末にホテルがオープンしました。私が訪れた時もまだホテルの開業から1ヵ月ちょっとで、ほとんどのレストランやナイトクラブなどエンタメ施設は開業しておらず、工事も続いていて慌ただしい雰囲気でした。

1,000室近い巨大ホテルで開業したばかりなので覚悟はしていましたが、チェックイン時にタブレットでサインするシステムがうまく働かず紙ベースで行わなければいけなかったり、デポジットの書類へのサインを忘れていて後で行わなければいけなかったりと、ホテルのオペレーションもまだまだ安定していませんでした。

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一方、日本人がオーナーのカジノホテルだけあって、どのタイミングでもフロントには1人は日本人のスタッフが居て対応してくれ、室内にも日本製のウォッシュレット付きのトイレが備え付けられているなど、日本人には大きくアピールできるポイントもありました。朝食もヌードルステーションなどアジアの5つ星ホテルでは標準となっているラインナップに加えて、マグロやサーモン、タイなどのお刺身を次々と切って食べ放題になっているのも、朝からテンションが上がるサービスでした。

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ただ、マニラの他の高級ホテルでも同様のトラブルはよく起きるので、こちらも覚悟していたとはいえ写真にある私の部屋のジャグジーの排水溝が閉められず、タオルで栓をしながら1時間くらいかけて水を貯めなければならなかったり、シャワーブースのドアに隙間があって浴びた後には外まで濡れてしまったりと、施工レベルが低いためにトラブルも多く、これから安定してホテルを運営していくにはオペレーションの安定とともに時間がかかるという印象を持ちました。

岡村聡

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