東南アジアの老舗リゾート、プーケット島

プーケットでのゴルフも最高

プーケットが最近リゾート地として注目されるきっかけになったのが、これまでも何度かこの連載で紹介してきた世界で最もセレブから高い評価を得ているアマンリゾートの発祥地であることです。今回はベビー連れということでアマンは訪れませんでしたが、アマンなど超高級リゾートの滞在者を対象として、高級なゴルフコースも増えてきています。

今回は、プーケットでブルーマウンテンと双璧の人気を誇っているレッドマウンテンというコースでプレーしました。海岸エリアから車で３０分近く山地エリアに入ったところにあるレッドマウンテンはアンジュレーションを活かしたとてもダイナミックなコースでした。

元々、スズの鉱山だったところを改良したこともあり米国の中西部を思わせる赤い山肌がむき出しになった岩場に、きれいに整えられたウォーターハザードが点在するコースは上級者にも十分やりがいがあるコースでしょう。今回は妻と夫婦２人で５年以上ぶりにプレーしましたが、こうしたリゾートゴルファーには手ごわすぎるコースでボールをいくつもなくしてしまいました。

以前に紹介したマレーシアのデサールもそうですが、東南アジア各地で高いレベルの高級ゴルフコースが増えてきているので、海岸沿いだけでなくこうした山地エリアもあるプーケットでは今後もゴルフコースが増えていくと見ています。

同じタイミングでこのコースを訪れていたプレーヤーは欧米系と韓国人が中心で、中国人はあまり見かけませんでしたが、中国人富裕層の間でもゴルフは人気となってきているので、彼らにプーケットのゴルフコースが席巻される日も近いかもしれません。中国人観光客のゴルファーが増えると新たなコースが作られる原動力ともなるでしょうから、ゴルフやクルージングといったスポーツレジャーを中心にプーケット島も定期的に視察したいと考えています。

次回はこの連載で初めて日本のリゾート地について紹介します。

岡村聡 (おかむらさとし)

シンガポールで資産運用のアドバイスを行う株式会社S&S investments代表取締役。マッキンゼー&カンパニー、アドバンテッジ・パートナーズなどを経て、2010年11月に妻と2人で同社を設立。現在、資産運用に加えて、海外移住や海外不動産投資などのコンサルティングも行っている。著書に「世界の超富裕層だけがやっているお金の習慣」(KADOKAWA／中経出版)など。

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