外国人観光客の食へのこだわり
もう1つ今回の滞在で印象的だったことは、外国人観光客の食へのこだわりです。ハイアット・リージェンシー箱根にはフレンチと和食の2つからディナーを選べますが、前述したシンガポール人ファミリーを含めて多くがフレンチを選んでいました。
やはり洋食の方が食べ慣れているのかと話を聞いてみると、和食は既に東京でミシュラン星付きの日本食レストランに行ってきたからとか、築地でお寿司を堪能したので箱根にはお寿司のイメージがあまりないからと話していて驚きました。
世界中どこに旅行にするとしても求められる食のレベルが上がっていて、訪問する各都市で厳選して食事をとるようになっているので、その国の料理だからといってプラスアルファの特別感がなければ、自分が好きな料理を選ぶという外国人観光客が多いようです。
インバウンド観光客の数が順調に増えている日本ですが、今後の課題として客単価の向上を図るべきという声が多くなっています。この食へのこだわりに単価向上へのヒントがあると感じました。
岡村聡 著
『世界の超富裕層だけがやっているお金の習慣』
KADOKAWA 1,540円(税込)
日本とシンガポールで、超富裕層を対象にファミリーオフィスを経営する著者が、「本当の富裕層」から学んだ、お金を使いこなし、豊かな人生をおくる術を解き明かす一冊。
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