ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

UAE 1/3 
世界を騒がせたドバイの今

UR57_1

今年の4月に、久しぶりに家族でドバイ・アブダビを訪れたので、この両都市の最新の様子をここから3回にわたって紹介します。

出色のサービスだったエミレーツ航空

私が初めてドバイを訪れたのは2005年のことでした。当時は、日本でドバイのことがそれほど注目されていませんでしたが、今もドバイのアイコンとなっているヨットの帆型をした7つ星ホテル「バージ・アル・アラブ」は既に完成しており、その非日常な豪華さに魅了されて毎年のようにドバイを訪れていました。2009年のドバイショックは世界中で報じられましたが、しばらくこの影響は甚大でそこかしこに建設が放棄されたプロジェクトの跡地が目立っていましたが、前回に訪れた2011年当時は、何とか経済が少しずつ立ち直りつつある段階でした。

その後、起業してシンガポールと日本を行き来する日々となり、ドバイから足が遠のいていましたが、今年7年ぶりに家族でドバイを訪れました。シンガポールからドバイは7時間と、ほぼ日本と同じ距離で、これくらいのフライトであればベビー連れでもなんとかなると日本との行き来で分かっていたので、家族の旅行先としてドバイ・アブダビを選択しました。

UR57_2

今回はエミレーツ航空を利用しましたが、サービスレベルに感動しました。財政が非常に豊かな政府のバックアップを受けていることで、エミレーツやエティハド、カタールといった産油国のナショナルフラッグは機材が最新で、プレミアムクラスの設備も豪華であることが知られていますが、今回のフライトではサービスが印象に残りました。

エコノミークラスでの搭乗にも拘わらず1歳になったばかりの下の子をとてもよくケアしてくれて、安定飛行に入ったタイミングではCAさんが抱っこしてあやしてくれまでしました。また、小さな子供連れということで行きのフライトにタブレット端末を忘れてしまったのですが、チャットですぐに確認をできてすぐに端末を確保してくれ、空港側のスタッフと連携して、帰りのフライトの搭乗ターミナルまで持ってきてくれました。ハードの豪華さが先行しているイメージだった前回の搭乗より、サービスが格段に進化しているという印象を持ちました。

岡村聡

Return Top