ハイエンドなコミュニティの登場
ハードにソフトが伴ってきたという印象は今回のドバイ滞在中に随所で感じられました。もちろん、ハード面でもドバイマリーナなど以前はほとんど建物がなかったエリアに高層ビルが多数立ち並び、ドバイショックによる傷跡はほとんど残っていないところまで来ていましたが、それ以上にサービスの充実が目立ちました。
今回のドバイ滞在では子供が2人ともウォーターパークが大好きということで、アトランティスホテルに滞在してブルガリホテルやザビールサレイなど他の5つ星ホテルにもカフェやレストランの利用で訪れました。ドバイのホテルというと、バージ・アル・アラブのような絢爛豪華なホテルか、アトランティスやマディナ・ジュメイラのような大規模なテーマパーク型ホテルが中心でしたが、ブルガリホテルに代表されるような長期滞在型の小規模ホテルもかなり充実してきています。
ブルガリホテルについては以前にロンドンで宿泊しましたが、ドバイの方がホテルの為だけに約160ヘクタールという大規模な人工島が作られ、アクセスが制限されている上に専用マリーナまで併設されていることで、エクスクルーシブで落ち着く環境となっていて、ブルガリというハイブランドの世界観が確立されていると感じました。
ロンドンのブルガリホテルもそうですが、ホテルの横にはレジデンスが整備されています。ドバイのブルガリホテルはまだ2017年末にオープンしたばかりですが、既にレジデンスへの入居が順調に進んでいるようで、マリーナには全長30メートル以上のスーパーヨットが並んでいる様子は壮観でした。
既にコンドミニアムタイプのレジデンスは完成していますが、一軒家タイプのレジデンスは建設中で、ホテルのゲストとレジデンスの所有者だけがアプローチできる数百メートルのプライベートビーチに面した15軒のみに限定された豪華な大邸宅が完成すれば、マリーナにはさらに豪華なスーパーヨットが並ぶのだろうなとワクワクしました。
このブルガリドバイのマリーナを散策していた時にたまたま話しかけられたレジデンスのオーナーは、米国人でサントロペとブルガリドバイに別荘を所有していて、プライベートヨットを11月~4月は気候が良いドバイに置いて、地中海がハイシーズンとなる5月にサントロペにヨットを移動させて夏の間に地中海各地でクルージングを楽しむ予定だと話していました。