英国では高級ホテルが続々と開業

このような海外渡航の復活もあって英国でもここ１年凍結されていた高級ホテルの新規開設のニュースが次々と入ってきています。最も注目されているのはロンドンのペニンシュラホテルで、2022年後半に開業する予定です。ロンドンに限らずニューヨークや東京といった主要都市ではアマンやブルガリといった高級ホテルに、レジデンス（住宅）も併設されることが一般的となっていますが、こちらのペニンシュラホテルも同じく190室のホテルに加えて、25戸のレジデンスも併設される予定です。隣接する建物には10近くの高級ブランド店が入居するショッピング施設も同時に開業するようです。英国には上の子の転校に伴って来年以降も定期的に滞在する予定ですから、ぜひロンドンの新たな人気スポットになりそうなペニンシュラホテルを開業してすぐに訪れようと考えています。他にも米国で新たなホテルブランドとして勢いのあるノマドホテルも、ロンドンに４軒目のホテルを今春に開業したことも話題となっています。

また、これらほど巨大ホテルではありませんが、チェルシー地区にあるジョージア王朝時代のタウンハウスを改装してホテルとしたビーバーブルック、ショーディッチに今春に開業したモンドロリアン、今夏に開業する予定でブリストルにあるアーティスト・レジンデンスやノッティングヒルに位置するロスト・ポエット、今秋に開業する予定であるブロードウィック・ソーホーなど、客室数が数十程度のデザインにこだわった個性的なブティックホテルも次々と登場して話題を集めています。

ロンドン以外にもフェアモントホテルがウィンザーに巨大なスパ施設を擁したホテルを21年春に開業させたり、エディンバラの著名なタウンハウスであるグレンイーグルスが改装されてホテルとして21年秋から宿泊できるようになったりとグローバルから関心の集めそうな高級ホテルの計画が目白押しとなっています。