ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

コロナ後のバルセロナの観光事情

日本食が浸透しているバルセロナ

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バルセロナをあちこち散策する中で残念だったことは、アジア人とみるとタクシーのドライバーやレストランの店員に、観光施設のスタッフがどこから来たのかと質問してくるのですが、ほとんどの人が中国人かとまず聞いてきて、違うと答えると次は韓国人かと聞かれて、日本人と答えるとまるで懐かしいものを聞いたようなリアクションとなることです。

その一方で、日本食の浸透ぶりはバルセロナにおいても驚くほどで、特にラーメンについては街の中心部であればどのストリートにも店があるほど多数が展開しています。子供たちが大好きなので1週間ほどのバルセロナ滞在中も何度かラーメン店を訪れましたが、グーグルマップで評価の高い店であれば日本人でもがっかりすることのない仕上がりでした。コスパについてもロンドンと比較すると明らかに高いと感じました。

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ただ、ここでも残念なのは多くの店のオーナーが韓国人を中心として日本人以外であったことです。そうした中で、バルセロナの食通たちの間で評判の高い「大治郎」という蕎麦屋さんは、日本人オーナーの下で修業した現地人の職人が日本の蕎麦屋さんと変わらない手つきで打ったそばもおいしく、さらに刺身や茶わん蒸しなどの料理のレベルも全て高かったことはとてもうれしく思いました。

もちろん、バルセロナは世界に冠たる美食の都で、タパスで何を頼んでもおいしいですし、タコも含めた魚介類をふんだんに使ったスペイン料理も最高に美味で、ロンドンを拠点としていた私たちにとっては物価がかなり安いことも含めて絶対に再訪したいと食の面だけでも思いました。

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上記の大治郎以外にも日本人オーナーのレベルの高い飲食店が複数あるようなので、バルセロナを再訪した暁には網羅したいと思います。

岡村聡

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