前回はバルセロナについて紹介しましたが、今回はその後に移動したマドリッドの様子についてです(前回を読む)。
コロナ前の日常が戻ってきている
バルセロナからマドリッドへの移動は下の子が鉄道に乗ることが大好きなので、AVEと呼ばれる高速鉄道を利用しました。オフシーズンを選べば2時間近く高速鉄道に乗るのに大人1人の料金が20ユーロ(約2,500円)ほどと新幹線と比較してとても格安で、普通車両でも家族4人が大きなテーブルをはさんで食事できるシートもあり大満足でした。
スペインを高速鉄道で移動していて印象的だったのが、郊外に出ると延々と荒野が続いていることです。英国ではロンドンを鉄道で離れるとずっと森や芝生が続いていて、牧場や農場が点在していることと対照的です。もちろん、ブドウなど乾燥した場所に適した作物は育てられているものの、土や岩の荒涼とした風景が連続する中に風車が点在している光景がとても印象的でした。
マドリッドについたのは金曜日の夜だったこともあったのか、中央駅から一歩外に出るとすごい雑踏でタクシーを捕まえるのにも20-30分かかりました。
英国よりは多いものの外でマスクをしている人も3-4割で、コロナ後に訪れたどの都市よりも混みあっていて、タクシーを長時間待ったことは大変だったもののコロナ前の日常が戻ってきている様子は嬉しく思いました。
この日に限らず、週末は日中から街の中心部の人出は凄く、数多くいる大道芸人の周りには人だかりができています。今年の頭に日本に帰国した時はまだ行動規制が敷かれていて、街中で人だかりができているシーンは皆無だったので、早くこうした活気が日本にも戻ってくる日を心待ちにしています。