欧州の大都市らしい街並み

マドリッドを訪れるのは今回が初めてでしたが、個性が際立っているバルセロナの街並みと異なり、フランスなど大陸欧州の主要都市らしい街並みです。

長い歴史を誇る王宮や美術館に政府施設が街の中心部に数多く立ち並びその周辺には、広々とした公園が効果的に配置されています。

５年ほど前からトライアスロンを始めて、旅行中もほぼ毎日10kmほどのジョギングを行うようにしていますが、街中に広い公園があまりなく見通しの悪い通りも多いので走りづらいバルセロナと比べると、はるかに快適にランニングを楽しめます。夜には、市中心部の歴史的な建造物群がカラフルにライトアップされているので、日没後に走るのもとてもエキサイティングでオススメです。

もちろん、マドリッドでもおいしいスペイン料理が堪能できます。素材の味が前面に出ている料理が多いバルセロナに対して、マドリッドではより洗練されていて万人受けしそうな料理が中心となっています。個人的には現地に住む日本人駐在員家族と一緒に食事したLa Barracaのイカ墨のパエリアは、２週間にわたって様々な美食を楽しんだスペイン旅行の中でも最も印象に残る一品でした。

アリオリソースと呼ばれるニンニクが入ったマヨネーズを少しつけてイカ墨のパエリアを食べますが、マヨネーズの酸味が絶妙にイカ墨の風味を引き立ててくれますし、真っ黒のご飯に白いソースを添えて食べるのは目も楽しめます。また、チョコソースを細長い揚げドーナツにつけて食べるチュロスも、妻や子供はもちろん普段はこうしたスイーツを殆ど食べない私にもとてもおいしく、家族で20本以上も一気に食べてしまいました。

中華に韓国、タイ料理などのアジア料理のレストランも豊富にありますし、日本人旅行者はマドリッドよりもバルセロナを訪れる人の方が圧倒的に多いので、数はそこまで多くはありませんが日本食のレストランも点在しています。

子供たちが行きたがるので、マドリッドでも屈指の人気ラーメン店と現地在住の知り合いから聞いたKaguraに行きましたが、日本人の大将がしっかりとフロアで仕切っていて、スペイン語のオーダーに四苦八苦していた私たちをすぐにサポートしてくれて、日本の有名店と変わらないクオリティのラーメンを食べられて家族全員とも大満足でした。

バルセロナでは市中で殆ど英語が通じず、グーグルレンズを使って英語や日本語にメニューの表記を変えて何とかオーダーをしていましたが、マドリッドでは多くのレストランで英語メニューがあったことも有難かったです。