ルネッサンス初期からモダンアートまで
バルセロナではサグラダファミリアやグエル公園を始めとしたガウディの作品群を回るのに忙しく機会はありませんでしたが、マドリッドでは世界4大美術館の1つに列せられているプラド美術館にピカソの超大作「ゲルニカ」が観覧できるソフィア王妃芸術センターなど様々な大規模文化施設を訪れました。
プラド美術館を訪れるとマドリッドの街並みに加えて、この都市の文化・芸術活動もずっとスペイン王家とともにあったことがよくわかります。16世紀のカール5世を皮切りに、その後もフェリペ2世、フェリペ4世と栄華を極めたそれぞれの代の王たちがお気に入りの宮廷画家たちに書かせた華麗な自画像群は、他に類をみないもので圧倒されました。
こうしたスペインの宮廷画家の頂点に立つベラスケスの華やかな作品群と、年齢を重ねるにつれて市井の人々を暗いトーンながら真実に肉薄するスタイルのゴヤのそれは、作風だけでなく人生の歩みも対照的であり、これらが1つの美術館に収められていることで両者の魅力を際立たせています。
ソフィア王妃芸術センターでもゲルニカなどピカソの作品に加えて、ダリやミロの代表作まで収蔵されていて、ルネッサンス初期から20世紀のモダンアートまで人類の至宝といえる作品群を数多くみられることはマドリッドの大きな魅力です。
下の子供が動物好きなのでマドリッド動物園も訪れましたが、こちらも外国人観光客にはそれほど高い知名度ではありませんが、かなり広い敷地に工夫された展示がされていて見応えがありました。
次回は、マドリッドの次に訪れたコルドバとグラナダについて紹介します。
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KADOKAWA 1,540円(税込)
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