グリーンスクールによるキャンプ
12歳の上の子がエコロジー教育で著名なグリーンスクールの4日間にわたるサマーキャンプに参加することがバリ島を訪れた主目的でしたが、このサマーキャンプでもレンボンガン島・チュニガン島・ペニダ島の3つの離島を訪れました。
娘はこの3島で上記のアクティビティに加えて、マングローブの植林や浅瀬の海のごみを掃除するなどエコロジーに関連する色々なプロジェクトに参加したようです。グリーンスクールはバリ島の中心部のウブドまで車で30分ほどの場所にあります。周辺には大きな集落がなく、キャンパスの全ての建物が竹で作られており、人工物が極力排されています。
学校のキャンパスの中には水田や畑などもあり、こちらでもできる限り農薬などを使わない有機農法が実践されています。サマーキャンプでグリーンスクールのエコ教育を受けた子供たちは、その後なるべくペットボトルの飲料を買わないようにしていたり、ごみの分別に積極的になったりするなど、さっそく影響を受けていました。
今回のサマーキャンプにはうちの上の子と、マッキンゼー時代の同期の2人のお子さんで参加しましたが、英国のボーディングに在籍しているうちの子はもちろん、同期のお子さんも日本でしっかりと英語のトレーニングをしていたことで、特に問題なくプログラムをこなせていました。
一方、ほとんど英語ができないにもかかわらず、グリーンスクールのプログラムに参加していた日本人の子供たちがいたことで、運営側もプログラムを円滑に進行させるために、英語・日本語共に堪能なうちの子が通訳を務めたと、プログラムが終わってから聞きました。
同様の事例が海外のサマープログラムにおいても複数見聞きしています。コロナ後に海外経験を積極的に積ませたいという親の気持ちはわかりますが、英語もできないのにお客様状態でこうしたプログラムに子供が参加したところで得るものは少ないでしょうし、最低限のプロトコルを守らない日本人が多いことはとても残念に感じました。
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