住み心地が最高のポルト

ビーチ沿いもとても魅力的

ポルトの魅力はドウロ川沿いだけではありません。街の中心部からは少し離れていますが、とても広い砂浜を備えたビーチもとても魅力的です。私は10キロ程度のランニングを日課にしていますが、ポルトのビーチ沿いにはタータンのランナーにやさしいランニングコースが整備されていて、信号がなく５キロ以上の直線で、かつ美しいビーチや海を眺めながらの快適なコースで、世界中で走っていますがこれまでで屈指の経験でした。

今年の夏は欧州の多くの地域で歴史的な猛暑となりましたが、幸いにもポルトガルの気候はとても快適で最高気温が30度に達することもなく、ただ連日快晴でかつ乾燥していて日差しはとても強いので、海の中でも遊べるというとても快適な気候でした。２週間の滞在中に一度も外で雨にあうこともなく、普段熱帯の気候でスコールが当たり前のシンガポールからきた身としてはこの点もとてもありがたかったです。

リスボンと同じく、ポルトでもキッチンがある部屋に滞在していたので、たまに外食する以外はスーパーに買い出しに行って自炊しましたが、スーパーの物価もリスボンよりリーズナブルに感じました。

また、写真にあるように街の中心部を走っている地下鉄も車体が新しく、かつ清潔なのでこうしたビーチや動物園に遊びに行くときも快適かつ安価に移動できます。また、リスボンと同じくポルトでもウーバーでタクシーよりもかなり安く移動を手配できるので、スーパーで大量の食材を買いだした後の移動なども問題ありませんでした。

ポルトに長めに滞在していて１つだけ不満だったのが、日本食のスーパーが１つもなくかつ街中の日本食レストランのレベルもあまりレベルが高くなかったことです。とはいえ、中華系を中心としたアジア食品のスーパーはいくつかあったので、次回に長期にポルトに滞在するのであれば、出汁やめんつゆに、乾麺など現地で手に入らない日本の食材を持っていけば現地の食材もうまく使いながら日本食を滞在先でも作れて、より快適な滞在となると考えています。

岡村聡 (おかむらさとし)

シンガポールで資産運用のアドバイスを行う株式会社S&S investments代表取締役。マッキンゼー&カンパニー、アドバンテッジ・パートナーズなどを経て、2010年11月に妻と2人で同社を設立。現在、資産運用に加えて、海外移住や海外不動産投資などのコンサルティングも行っている。著書に「世界の超富裕層だけがやっているお金の習慣」(KADOKAWA／中経出版)など。

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