ちょうど、この旅行のタイミングではインドネシアの大統領選挙の結果が出たところで、前任のウィドド大統領の息子を副大統領候補として組んだプラボウォ・スビアント国防相が選出されました。この新大統領は3,000万人以上が暮らしていることで過密化と地盤沈下がひどいジャワ島にあるジャカルタから、これまで大規模な都市が1つもなかったカリマンタン島の東部にあるヌサンタラに首都を移転する計画を推し進めていくと公言しています。
首都機能の移転は今年から始まりますが、今はジャングルしかない2,500㎢という広大な土地を切り開いて最終的には500万人以上の巨大都市をゼロから作るという野心的なプロジェクトで、総工費は5兆円にせまり首都として完全に機能し始めるのは早くて2045年という長期的な計画となっています。
ヌサンタラへの移転の理由としてはインドネシアの中で比較的に地震や台風といった大規模災害の危険性が低いという要因もあるようです。火山があり地震も多いバリ島は、この新首都が誕生してからもインドネシアのナンバーワンリゾートの座を維持できるのか、それとも別のリゾートが国際的にも人気となっていくのかインドネシアの長期的な観光の趨勢が気になるところです。
岡村聡 著
『世界の超富裕層だけがやっているお金の習慣』
KADOKAWA 1,540円(税込)
日本とシンガポールで、超富裕層を対象にファミリーオフィスを経営する著者が、「本当の富裕層」から学んだ、お金を使いこなし、豊かな人生をおくる術を解き明かす一冊。
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