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20年ぶりに訪れたフランクフルト

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この20年での大きな変化

大学を卒業して新卒でコンサルティング会社に就職し、初めての海外出張として訪れたのがフランクフルトでした。今年の夏にちょうど20年ぶりに訪れたことになります。

20年前はビジネスでの出張ということもありホテルとオフィスの往復が中心で何度かしか街中には出ませんでしたが、20年ぶりに訪れてレストランのレベルが大きく上がっており、さらにアクセスしやすくなっていると強く感じました。

20年前は会社持ちということで社会人1年目ながら5つ星ホテルに宿泊しましたが、朝食のメニューが少なくかつ1週間全く変わらなかったので朝から辟易していたことを覚えています。その点で今では朝から営業しているカフェも多く、さらにスペインやイタリアなど美食で知られる国々とも遜色ない朝食が食べられて驚きでした。

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前回訪問時はまだブラックベリーを携帯端末として使っていて、地図情報もオンラインで街を歩きながらチェックできませんでしたから、ホテルで朝食をとるしかありませんでしたが、今ではGoogleマップなど地図アプリで評価の高いレビューがたくさんついている店を選ぶと、どの都市でも外すことはほとんどありません。

旅行者であっても自然とレベルの高いレストランのフィルタリングができることで、食事の面では長らく欧州の中ではあまり魅力的ではないとされたドイツも変わってきていると感じました。一方、この夏には家族との旅行でドイツ以外に英国、スペインやイタリア、ギリシャ、クロアチアなど様々な国を訪れましたが、一部のタクシーでは現金決済しかできないなど、欧州諸国の中で最もキャッシュレスが進んでいなかったことにも驚きました。

欧州の中でもドイツは公共交通機関や道路網などのインフラが整備されていますが、日本もそうですが前時代のインフラが整備されているほど、次世代のツールへのアップデートが遅れてしまうのかもしれません。

エンリッチ編集部

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