自転車が便利なアムステルダム
今年の夏に家族で初めてオランダを訪れて、アムステルダム郊外にある牧場のログハウスに1週間滞在をしました。この牧場には長さ数百メートルの大きな池があって、そこではパドルサーフィンやカヌーなど様々なウォーターアクティビティが楽しめます。
オランダにはスペインから移動しましたが、今夏も南欧はとても暑くマドリードでは連日40度近くになり、それよりは少しマシだったとはいえバルセロナでも日中は外でのアクティビティが厳しいほどの気候でした。一方、アムステルダムは最高気温が30度ほどで、雨が降ったタイミングでは8月の日中でも肌寒いほどの涼しさです。
この清涼な気候の中で私たちもウォータースポーツだけでなく、様々なタイプの自動車で近郊の街まで買い物に行ったり、10km以上のランニングを楽しんだりととても健康的な生活を送りました。日本でも知られているようにオランダは国土のほとんどが海抜ゼロメートルで、郊外でも近隣の移動は自転車が基本です。
うちにも小学校低学年の子供がいますが、日本ではあまり見かけない小さな子供であれば2-3人が乗れる大きなカートがハンドルの前についたタイプの自転車が借りられて、とても重宝しました。
写真にあるようにオランダの郊外には風車と水路が随所にめぐらされていますが、アムステルダムの中心部に位置するゴッホ美術館に滞在していた郊外から向かうときに利用したUberのドライバーによると冬にはこの水路が凍り、多くの人がスケートを履いて最寄りの鉄道の駅や街の中心部まで移動するそうです。
冬のオリンピックのスピードスケート種目でオランダ勢は世界でも最強クラスですが、多くの市民が子供のころから当たり前にスケートを生活の中で行うすそ野の広さが効いているのでしょう。