限定番号を意味するエディションナンバーとは?
さてここで、ちょっとだけアート用語の解説。手書きの一点ものの絵画とは異なる版画や写真などには、エディションナンバーと呼ばれる番号が付与されている。エディションとは限定番号のことで、50部限定や200部限定など作品により部数はさまざま。
エディションナンバーは作品に鉛筆の手書きで書き込まれる。
たとえば上記の画像であれば、20部現像した写真のうちの10番目の作品だということ。なお、10/20と1/20の価値は同じであり、1/20が最初に作られたものというわけではないので気をつけたい。
ちなみに、作家が所持する作品はエディションナンバーの代わりに「AP(Artist Proof)」の表記がつく。APの仏語表記である「EA(Epreuve d’Artiste)」というサインもある。
ドリンクコーナーでブレイク
会場にはドリンクコーナーも設置されている。
オークションが行われている部屋は出入り自由のため、自分のお目当ての作品が終わった後はコレクター仲間との談笑に花を咲かせる参加者も多くいた。
プレビュー日にインタビューさせていただいた島林氏に遭遇。
詳細は伏せるが今回の目玉ともいえるいくつかの作品について、その落札結果を予想して見事的中させていた。
ドリンクコーナーにいてもオークションの様子はリアルタイムで確認できる。こちらは50~60年代に活躍した「具体美術協会」のメンバー嶋本昭三の作品。