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アートフェア東京2016を歩く <前編>

アートフェア

5月12日~14日の3日間にわたって、東京国際フォーラムで開催されたアートフェア東京2016。国内外から厳選された157のギャラリーが集結して、目の肥えたコレクターやアートファンが作品を購入するために数多く訪れる日本最大級のアートフェア。ここに来れば我が国のアートシーンのダイナミズムを体感できるといっても過言ではないでしょう。

海外からも注目を浴びる日本のアートシーンは、どこへ向かおうとしているのか。今回アートフェアに訪れたのは、富裕層向けメディアの編集長を歴任し、現在は主にモータージャーナリストとして活躍する九島辰也氏。

エンリッチの人気コラム「Start My Engine」でもおなじみですね。現在も外資航空会社の機内誌の編集長もつとめる氏は、これまで100回を超えるヨーロッパ渡航経験を持たれるとか。世界基準のメンズライフスタイルを知る男が、アートの今を体験します。

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われわれが参加したのは一般公開の2日目にあたる5月13日の金曜日。徐々に人足が増えはじめてきた午後の1時過ぎ。5月の日光が照りつける会場にさっそうと九島氏が登場。

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「学生時代にはバスキア、デイヴィッド・ホックニー、アンディ・ウォーホルなんかのポスターを買って部屋に飾っていましたね。アートのイベントは久しぶりかな」。

過去に渋谷パルコの現代美術のポスター店でアルバイトをしていた経験を持つ九島氏。古美術からコンテンポラリーアートがそろうアートフェア東京で、どんな出会いが待っているのでしょうか。

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会場入り口には気鋭の現代美術家名和晃平とコラボレーションしたメルセデスベンツが鎮座。モータージャーナリストとして熱い視線を注がずにはいられません。

われわれを出迎えてくれたのは、アートフェア東京の來住尚彦エグゼクティブプロデューサー。入り口でがっちりと握手を交わし、今回のアートフェア東京2016の趣旨や見所について説明を受けます。

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「オリンピックはスポーツの祭典であり、文化の祭典でもあるんです。アートフェア東京は2020年の東京オリンピックに向かって進化を続けていきます」。來住氏の熱いトークにぐいぐい引き込まれます。アートフェアの会場は主にコンテンポラリーアートを取り扱う「サウスウイング」と、古美術や工芸、近代美術も扱う「ノースウイング」の二部構成。今回は前者をメインに巡ります。

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今回の特別企画、減価償却の対象となる100万円未満の作品だけを厳選した企画「100KIN」についての説明も。「100KIN」についての詳細は、以前の來住氏のインタビューをご参照いただきたい。

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一通りの説明が終わった後、來住氏の提案により互いのピンバッジを交換することに。こういった出会いから、新しい何かが生まれるかもしれませんね。

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さあ、ここから会場巡りが始まります。

エンリッチ編集部

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