ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

コレクターなら足を運びたい「アート・バーゼル」の魅力

日本人コレクターならマスト
バーゼル香港はここがイイ!

一方、香港はそこまでパーティは多くなく、マイアミに比べるとかなり落ち着いた雰囲気でアートを楽しむことができます。日本からも近いので週末の土日だけでも十二分に楽しむことができます。香港はご飯が美味しいし、消費税もないし、日本人のコレクターには絶対におすすめです。毎年3月に開かれるので、寒くもなく時期的にもいいですし。

そしてなにより1日かかっても到底回りきれないくらいの会場の規模に、世界中から厳選されたギャラリーが、最も旬なアーティストの最高の作品を持ち寄ってきているという願ってもない状況です。

エンリッチ バーゼル2

バーゼル香港で取り扱われている作品は、7~8割が世界中の名作で、2~3割はアジアの注目作家といった割合です。3月に東京で開かれる「アートフェア東京」と開催時期が近いので、両方に足を運ぶコレクターも数多くいます。

マイアミも香港も、その地ならではのバーゼル色があります。両方とも観光地としても魅力的なので、バーゼルのついでに現地を楽しむのもいいでしょう。今年は念願の本場スイスで開催されるバーゼル・バーゼルにも参加したいと思っています。

次回は、ロンドンやNYで開催される「フリーズ・アートフェア」など、「アート・バーゼル」以外の著名なアートフェアを紹介したいと思います。

小松隼也 (こまつ じゅんや)

長島大野常松法律事務所に所属し、企業法務や訴訟を中心に幅広い分野を専門として取り扱う弁護士。また、アート、ファッション、デザイン、ミュージックといった芸術文化産業に関する造詣を活かし、法律相談、契約交渉、訴訟を数多く手掛ける。

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小松隼也

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