ブラック・プレミアムクラスを中心に、ポイ探の菊地崇仁氏が、クレジットカードの隠された使い方や機能を探っていく本企画。1月は「特別編」をお届しているが、今回は、カード各社の新戦略について、菊地氏が大胆予測する。
2016年はプリペイドカードの
発行が増えていく!?
じつは近年、カード各社が力を入れ始めているのは、ポストペイのクレジットカードではなく、プリペイドカードやデビッドカードです。オリコカードやエポスカードからも国際ブランド付きのプリペイドカードが出ていて、昨年は共通ポイントのPontaのプリペイドカードも誕生しています。
気になる各社の狙いですが、それはズバリ「年齢」です。
クレジットカードは18歳以上でないと持つことができず、カード審査も必要ですが、プリペイドカードなら子どもでも持つことが可能。それこそ、親御さんが子どもに現金のお小遣い代わりにプリペイドカードを持たせることができます。上限がありますから無駄遣いの防止、足りなければスマホなどからチャージといったことにも対応していて、利用状況を知らせてくれるサービスも一部はあるようです。現金を持ち歩くより断然安心ですし、仮に紛失・盗難に遭っても、すぐにロックもできます。
また、国際ブランドのプリペイドカードは、加盟店が多いのもメリットです。同じプリペイドのサービスとして電子マネーの「nanaco」や「WAON」がありますが、使える店舗は、VISAなど国際ブランドに比べると限られます。海外であれば、それこそ国際ブランドしか通用しません。