ブラック・プレミアムクラスを中心に、ポイ探の菊地崇仁氏が、クレジットカードの隠された使い方や機能を探っていく本企画。カード各社から発行が相次ぐ「国際ブランドプリカ」が今月のトピックだが、ユーザー視点ではどういったメリットがあるのだろうか。
国際ブランドプリカの
メリット・デメリットとは?
では、国際ブランドプリカのメリットとは何でしょうか。ユーザーからすると、利用上限が決まっていて、クレジットカードに比べると低い金額、しかも、チャージをしないといけないという手間もかかります。ですが、返ってそれが利点になったり、「誰かに持たせる」という観点では、優位性を見いだせるようです。メリット・デメリットをまとめてみましたので、まずはご覧ください。
メリット
●使いすぎを避けられる
●審査が手軽で若年層でも入手しやすい
●国際ブランド加盟店で利用が可能
●現金よりも安心・安全
●利用時メールでお知らせ
デメリット
●チャージ上限がある
●チャージ金額以内でしか使えない
●ポイント還元率が低い、もしくはポイント付与なし
●一部カードには有効期限、使用期限がある
●一部カードは買い取り形式、チャージできない
マネー管理がしやすいというのは、プリカ最大の特徴です。チャージの範囲内でしか利用できないというのはデメリットである反面、使いすぎを避けられるというメリットだということ。一定額をチャージしたプリカをお小遣い代わりにお子さんに持たせれば、現金よりも安心という見方もできそうです。スマホやパソコン経由でチャージもできますから、もしもの際に「足りない」という自体も避けられます。また、プリカの利用状況はメールで知らせてくれますから、出納管理も容易ではないでしょうか。海外の多額の現金やクレジットカードを持っていくのが不安というなら、プリカを用意するという手も。現地通貨を引き出すことも可能ですから、海外出張時や留学中のお子さんに持たせるというケースもあるようです。もし、盗難・紛失というトラブルがあったとしても、ウェブからロックすることもできます。