国際ブランドを冠しているというのもポイントです。同じくプリペイド形式の決済手段というと、Suicaや楽天Edyといった電子マネーを思い浮かべますが、これらを利用できるのは、端末や対応システムを設置した店舗に限られ、それも日本国内のみ。ところが国際ブランドプリカの場合、カードリーダーのある一般加盟店、加盟ネットショップなど、幅広いシーンで利用できます。海外でも使えますから、電子マネーに比べると圧倒的に優位でしょう。
ただし、国際ブランドプリカには弱点もあります。ひとつは、クレジットカードにはお馴染みのポイントプログラムがない、もしくはあったとしても、ポイント還元率が低いということです。せいぜい高くても0.5%ですから、クレジットカードにはかないません。
また、カードに有効期限があり、これを過ぎるとチャージが無効になるというケースも。一定期間利用しないと、口座維持手数料が引かれるプリカもあるようです。
これらから考えられるのは、国際ブランドプリカは、自分が持つというよりは、お子さんや高齢の親など、自分以外の家族に持たせると良いかもしれません。安全性が高くて防犯効果も期待できます。コンビニなどでも使えますから、日常使いに困ることも、ほぼありません。「クレジットカードは怖い」という人にも向いています。今後は、若年層や高齢者を中心にホルダーが増えるのではないでしょうか。もし、家族のお金の管理に困っているなら、検討してみる価値はあると思います。
ーーー家計の管理がしやすく、セキュリティにも優れているのが、国際ブランドプリカのメリット。長所と短所を見極めたうえで、利用を検討したい。