ここまで、国際ブランドプリカを取り巻く環境についてお話しましたが、いかがでしょうか? 最後に、具体的なカードについても触れておきましょう。
■ソフトバンクカード
入会費・年会費:無料
国際ブランド:Visa
国内外3800万店舗のVisa加盟店で使うことができ、カード利用でTポイントが付与。
限度額は100万円/日と多額にも対応しています。特筆すべき点は、「おまかせチャージ」に登録すると事前チャージが不要になり、クレジットカードと変わらない機能になるということです。さらに、利用時ポイント付与率もアップします。
■おさいふPonta
入会費・年会費:無料(2016年3月以降300円を予定)
国際ブランド:JCB
共通ポイントのPontaにプリカ機能が一緒になったカードタイプの国際ブランドプリカのです。国内外JCB加盟店約2900万店舗で使うことができ、利用に応じてPontaポイントが付与。クレジットチャージにも対応しています。
チャージは、1回につき1000円以上1円単位3万円まで、10万円が上限です。Pontaポイントの付与は、JCB加盟店だと500円=1P、ローソンだと100円=1P、Ponta提携店だと200円or100円=1P。幅広いシーンでPontaを貯めることができ、それこそお子さんに持たせるのに向いているかもしれません。
ここで挙げた以外にも、auが提供する「au WALLETプリペイドカード」は、MaterCardが国際ブランドのプリカ。エンリッチの読者にも人気のマイルが貯まる「ANA VISAプリペイドカード」も登場しました。他にも、エポスカード、楽天カード、オリコカードといったメジャーカード会社からも発行されています。便利で使い勝手の良いサービスが提供されるかもしれませんし、新たな「お金の流通手段」として、注目してみてはいかがでしょうか。
ーーー次代の決済手段として、普及が進められる国際ブランドプリカ。現金に代わるモノとして、利用シーンも高まっていくだろう。エンリッチ読者の場合、クレジットカードの方が親しみはあるだろうが、家族に持たせるなど、使い道はある。ビジネスに活用できる可能性もゼロではない。今後の展開が気になるところだ。