ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本企画。7月最後は、ポイントに関する最新トピックに触れて締めくくるとしよう。
カードポイントやマイルが
マイナンバーカードに集約する?
7月最後には、ポイントやマイルを取り巻く、気になるトピックを取り上げます。
ひとつは、マイナンバー制度の個人番号カードを地域振興に役立てるため、クレジットカードのポイントやマイルを、自治体や商店街のポイントと合算できるよう、総務省と関係各社が基本合意をしたというニュース。ようは、カードポイントやマイルを地域で使うことができるポイントとして個人番号カードに移行し、商店街の買い物などに使えるようにするという構想です。
今秋にも実証実験を行い、来年度中の実現を目指すそうですが、最大の目的は、個人番号カードの普及だというのは明白です。全国共通のポイント管理システムを国主導で開発して、希望自治体がローコストで導入する仕組みを構築するそうですが、そのためにどれだけの税金が使われるかと思うと、正直なところ、複雑な気持ちも…。個人商店がリーダーライターを導入するのも費用がかかるでしょうから、おそらく税金が使われるものと思われます。
また、カードポイントやマイルを、どれだけの人がローカルなポイントに移行するのか。手間がかかると面倒でやりたくないでしょうし、どのようにシステムを作っていくのか、今後の動向を見守っていきたいと思います。