なんとか開くことはできましたが、いまならマイナンバーの提出など、さらに手続きは面倒になっていることでしょう。基本的には、支店の近隣に住んでいる、あるいは勤務先があり、地縁があるといった一定の条件を満たさないと、メガバンクは別としても、地銀や信金に口座を持つことは簡単でないかもしれません。
そう考えると、ネットバンクは便利です。オンラインで口座開設の手続きができ、居住地によって条件が変わるわけでもありません。前にも紹介しましたが、一定の基準を満たすことで、ATM手数料や振込手数料の優遇といった特典も得られます。なるほど、多くの人がネットバックに口座を持つというのも頷ける話です。
しかしながら、上顧客に向けて特別なサービスを提供するのはネットバンクに限りません。一部大手金融機関は、かなり手厚いサービスを展開していて、それはさながら、プレミアム系クレジットカードに匹敵するほど。
しかも、クレジットカードの場合は年会費が発生するところ、銀行系のプレミアムサービスは、定められた金額以上を預ければ利用できますから、コストはかかりません。基本的には1000万円以上の預金が対象なのでリスクも伴いますが、信用できる金融機関であれば、こういったサービスを活用するのも手ではないでしょうか。
ーーーいち部の銀行で提供されているという、プレミアム系のサービス。次回は、具体例に迫っていこう。想像以上の特典なので、資産を預けておきたいと考えるかもしれない。