ベンチャー企業のOrigamiによるサービス「Origami Pay」にも注目しています。これは、iPhoneやアンドロイド端末に専用アプリをインストールして使う決済サービスで、一昨年10月から「Origami決済」としてベータ版サービスを行っていましたが、昨年6月からサービスが正式に始まっています。
対応するクレカは現時点だとVisaかMastercardで、情報をアプリに登録後、ブルートゥース機能をオン。店舗側はiBeaconが利用できる第3世代以降のiPadシリーズを用意して専用アプリをインストールすると、非接触で決済が行えるのです。利用できるのは、マルイグループのMODI、阪急メンズ東京、ロフト、紳士服のアオキなど、ロフトに関してはOrigami Payを使うと、決済金額5%オフのキャンペーンを実施しています。
このサービスの良いところは、iPadを用意すれば始められる手軽さです。現在は大手企業の採用が目立ちますが、小規模事業者にマッチしているので、採用は増えていくのではないでしょうか。
このように、モバイル決済の手段は着実に広がっていて、その利便性の高さから、ユーザーも拡大傾向にあります。同時に、決済元となるクレカの存在感も高まっていることは確かで、現金離れは加速するでしょうし、賢く使っていくことで、カードポイント、さらには付帯サービスの恩恵に預かれます。
ーーーモバイル決済の手段が広がるということは、クレカの利用シーンも増えることを意味する。さらに次回は、ネットやリアル店舗における注文・決済の今後と未来についてお伝えしよう。