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ポイント・マイルを取り巻く最新トピック 3/3

貯まった自治体ポイントは、美術館や博物館、地域の商店、公共交通機関など地域で使ったり、観光(アンテナショップ含む)などで活用、めいぶつチョイスのようにオンライン、さらにはクラウドファンディングでも使えるようにします。

ただし、ちょっと手間がかかるのは、自治体ポイントを利用するには、「マイキープラットフォーム」というサイトでマイキーIDを作成・登録しないといけないことです。ネットに通じている世代であれば問題ないでしょうが、ネットが不得意な高齢者などは、そもそも自治体ポイントを活用できるのどうか…そんな疑問も残ります。

政府としては、こういった施策を通じてマイナンバーカードの普及拡大を狙いたいところ。例えば、ポイント移行する際、企業ポイント1万Pが自治体ポイント1万2000Pになるなどプレミアムがつくと注目さるかもしれませんし、何らかの「お得」があると利用を後押しすると思います。とはいえ、プレミアム分を誰が負担するのかというと、結局は税金になりそうで、それはそれでは賛否の声が届きそうですが(苦笑)。いずれにしても、面白そうな取り組みだとは思います。

このように、国や自治体もポイントを活用しようという動きは起きていて、とても興味深いところです。私はこのためにマイナンバーカードを作りましたので、実際にサービスを使った際は、改めてご紹介します。

菊地宗仁_300

菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド(インプレス)」他。

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