ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値などを見出す本連載。今月は百貨店が新たに発行するプラチナカードを紹介している。（1/3回から読む）ーーー

前回に引き続き、「タカシマヤプラチナデビットカード」の特典内容に触れていきましょう。

同カードにはVisaプラチナサービスも付帯しています。「Visaプラチナトラベル」では、全国各地の有名旅館・ホテルの多彩な宿泊プランや各旅行会社のパッケージツアー、海外旅行でもパッケージツアーをはじめ海外航空券、海外ホテルを会員特別価格で利用でき、国内外のゴルフコースを優待価格で使える「Visaプラチナゴルフ」も用意。国際線を利用する際は自宅と空港の往復宅配サービスが優待価格で利用でき、24時間・365日対応のコンシェルジュサービスもあります。国内外の旅行傷害保険も備えていて、この辺りの特典は一般的なプラチナカードとそん色のないレベル。むしろ、年会費3万円と考えるとお得かもしれません。

ソニー銀行が発行するということで、同行のサービスも充実しています。例えば、カードホルダーは「優遇プログラム Club S（クラブエス）」を自動的にランクアップし、プラチナステージの特典が利用できるように。ソニー銀行から国内他金融機関へ振込時にかかる手数料216円（税込）が月11回まで無料になり、主要銀行のATMでの手数料は何度でも無料、円での外貨購入・売却の為替コストも優遇されます。

このように、ポイントサービスや付帯特典も申し分のない、タカシマヤプラチナデビットカード。ただし、先述したように、タカシマヤクレジットの扱いではなく、ソニー銀行によるサービスなので、既存タカシマヤカードのホルダーが移行するとは考えにくく、銀行預金者から新規ホルダーを獲得したいというのが狙いなのかもしれません。