日本の貨幣・紙幣は精巧にできていて、偽札の流通もあまりないようです。そういった理由もあるのか、電子決済やキャッシュレスに対して消極的な姿勢が目立ち、実際、いまでもコンビニやスーパーは現金派が多くを占めています。インドの例はあまりにも強硬的ですが、同じようなことをしないとキャッシュレスは進まないのかもしれません。とはいえ、ローソンは来店客がレジを通さずスマホで支払いができるサービスを今春から順次導入する予定だとか。キャッシュレス、決済手段の効率化は徐々に進んでいくと思います。
一方、キャッシュレスという点では、ビットコインなどネットで管理する仮想通貨はとても親和性が高いでしょう。日本だと決済できる場所はまだ限られますが、ビックカメラではビットコインによる買い物上限を10万円から30万円に引き上げるといった施策も。実証実験も含めて、対応店舗はまだ出てくるかもしれません。
一方で、仮想通貨は価格の上下が激しく、あまりにも不安定な通貨です。普段の円と米ドルの値動きでも気になるのに、わずか数日で数十万円動くとなると、あまりにもハイリスクで、現状では投機目的以外で交換しておく意味もあまりないようです。この辺りも、今後の動向次第ということでしょうか。
このように、私たちの生活に関わるクレジットカード、電子マネー、共通ポイント、決済手段など各種サービスはますます広がり、暮らしを大きく変えていきそうです。今年も有益な情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。