コンビニ大手も新たな
モバイル決済サービスに着手
業界はガラッと変わりますが、セブンイレブンなどで知られる、セブン&アイグループにも新たな動きが見られました。同グループのセブン・フィナンシャルサービスとセブン銀行は6月下旬、スマホを活用した決済サービスを提供する新会社「セブン・ペイ」を設立したと発表。2019年春をめどにキャッシュレスの決済サービスを始める予定です。
セブン&アイグループといえば、電子マネーの「nanaco」があまりにも有名。ところが現時点では、カードとアンドロイド端末にしか対応していません。日本ではiPhoneユーザーが多くを占めますから、これに対応するために新たな決済手段を提供するのではないかと思います。ただし、現状でフェリカやNFCといった非接触型なのか、それともQRコードに対応するのかどうかは明確になっていません。
とはいえ、サービスが始まるとセブンイレブンやイトーヨーカドーといったグループ各社で使えるようになり、nanacoやクレジットカードの「セブンカード・プラス」との連携がどうなるのかも気になります。リリースしたら、改めて紹介しましょう。
ーーー大手金融機関だけではなく、流通大手も参入するモバイル決済。支払いにおいて、現金に代わる手段になっていくのだろうか。次回はベンチャーの取り組み紹介、さらに、これだけモバイル決済に取り組む背景を解説しよう。