ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。2019年1月は「特別編」として、クレジットカードやモバイル決済・ポイントの最新トピックを紹介しよう。ーーー
エンリッチ読者の皆さん、ポイ探の菊地崇仁です。昨年に引き続き、2019年もプレミアム系クレジットカードや決済・ポイントに関する質の高い情報をお伝えしていきたい所存です。よろしくお願いいたします。
前回はエグゼクティブに人気の「アメックス・プラチナ」が新たにメタルカードを発行したこと、付帯特典のリニューアルに触れました。一般・ゴールドカードとの差別化、より付加価値の高いカード体験をホルダーに届けるという点で、興味深い取り組みだと思います。同カードはテレビCMも流すようになり、認知度アップにも積極的です。
また、アメックスが開催した京都・清水寺の特別拝観、鹿島神宮カードによる竜王戦の招待など、カード各社のイベントもレポートしました。ここ数年、体験型のトラベルやグルメ系の付帯特典は増えていて、今後もユニークな催しが行われるかもしれません。定期的に取り上げたいトピックです。
プレミアム系クレジットカードが
盛り上がった2018年。今年はどうなる?
今回は特別編ということで、まず振り返りたいのが2018年におけるプレミアム系クレジットカードの動向です。率直に思ったのは、一般カードの新規発行が少ないことに比べて、「エムアイプラチナ」「みずほアメックス」など、上級カードはラインアップが増えたことです。
いくつかは本企画でも取り上げましたが、まだまだありますので気になるカードをピックアップしましょう。
昨年11月21日から発行開始になったのが、三越伊勢丹HDのエムアイカードとトヨタグループのレクサスがコラボした、年会費5万5000円(税抜)の「LEXUS TOKYO MICARD+ PLATINUM」(以下、「レクサス東京エムアイプラス」)です。従来、レクサスではオーナー向けに「レクサスカード」を発行していて、同カードでは厳選したツアーやイベント、空港ラウンジ、宿やホテル、レストランの優待、ドライビングサポート、ライフスタイルサポートといったサービスを提供していました。年会費は2万円(税抜)でこれだけの付帯特典は、かなり充実していると言えるでしょう。