ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。今回は、ダイナースクラブがホルダー向けに始めた「コンパニオンカード」のトピックをメインにセカンドカードの利便性、さらには近年のトレンドである、リーズナブル系プラチナカードについて取り上げる。ーー
エンリッチ読者の皆さん、ポイ探の菊地崇仁です。前回はコンビニ大手のファミリーマートが「ファミマTカード」の店頭発行を終え、今度はNTTドコモの「dポイント」と楽天の「楽天スーパーポイント」を導入するといったマルチポイント化のトピック。さらに、「楽天生命パーク宮城」や「ヤフオクドーム」といった、コード決済などを主導する企業グループが運営するスタジアムでのキャッシュレスの推進、「ゆうちょPay」「au PAY」「りそなウォレット」など、今春から新たに始めったサービスにも触れました。昨今、ポイント業界では大変革が起きていて、加盟店の離脱・変更・新規参入が相次いでいます。また、キャッシュレス社会の実現に向け、コード決済は大きなトレンドです。7月からは「ファミペイ」「7pay」のサービスも始まりました。今後、本企画でも詳細をお伝えします。
ダイナースクラブが
コンパニオンカードの発行を開始
最初のトピックは、ダイナースクラブが始めた、「コンパニオンカード」の発行についてです。コンパニオンカードとは無料(一部カードは有料)で追加発行できるサービスのことで、ホルダーは主たるクレジットカードと併用して使うことができます。国際ブランドなどが異なるコンパニオンカードを持つことで決済できるシーンが広がったり、より豊富な特典を享受できるのがメリットです。
ダイナースクラブの場合は、「ダイナースクラブ プレミアムカード」のホルダーに対して、mastercardの最上位ステイタスを備えた「TRUS CLUB ワールドエリートカード」、「ダイナースクラブカード」会員にはmastercardのプラチナグレードのステイタスが付帯する「TRUST CLUB プラチナマスターカード」を無料付帯するという内容。7月23日開始予定で、本会員・家族会員にそれぞれ1枚発行することができます。
なお、両カードはダイナースクラブのホルダー以外も持つはできますが、その際は、TRUS CLUB ワールドエリートカードだと年会費が13万円(税別)、TRUST CLUB プラチナマスターカードは同3000円(税別)がかかります。それを、ホルダーは無料で保有できますから、発行しない手はありません。