ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

Go Toキャンペーン&カード最新トピック 1/3

ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントサービスの付加価値を見出す本連載。今月は、Go Toキャンペーンや最近のカード業界の動きをお伝えする。ーーー

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エンリッチ読者の皆さん、ポイ探の菊地崇仁です。前回は、プレミアム系クレジットカード各社がコロナ下で始めた、さまざまなサービス・特典を取り上げました。期間限定のポイントアップ、お取り寄せ系のサービスが目立ちました。外出や旅行がしづらいからこそ、うまく使いたい特典です。また、ダイナースクラブのビジネス・アカウントも取り上げました。低コストでビジネスユースのカードが追加できる、付加価値の高いサービスです。こういった、エンリッチの読者にも有益な情報は、今後も積極的に伝えていきます。

Go To Travelキャンペーンに東京発着追加
すでに混雑が予想される観光地も

まずは時事的なトピックです。10月1日から「Go To トラベルキャンペーン」に東京発着が追加され、東京への旅行が解禁され、都民もキャンペーンに参加できるようになりました。旅行の予約自体は9月半ばから始まっていたので、すでにチケットを取っている人もいると思います。今年は体育の日が7月に移ったので10月に祝日はありませんが、11月には3日(火)に文化の日、23日(月)に勤労感謝の日が控えていて、そのまま年末年始へなだれ込みます。東京都内のコロナ感染者はいまだ落ち着きを見せませんが(9月下旬時点)、政府としてもこれ以上は東京除外を引き延ばせなかったのでしょう。旅行に行く側・迎える側の双方が感染症対策を徹底し、ひと時の非日常体験を楽しみたいものです。

おさらいをすると、Go To トラベルキャンペーンは、キャンペーン期間中に旅行業者経由で旅行商品を予約すると、旅行代金35%相当の割引(1人1泊上限1万4000円)+旅行代金15%相当の現地で使える「地域共通クーポン(1人1泊上限6000円)」が付与されるというもの。9月末までは旅行代金の割引のみでしたが、10月1日~2021年1月31日までの旅行に対しては、両方の特典が付くようになりました。

東京が追加された効果はすさまじく、昨年の連休前と比較して、東京港区のザ・プリンスパークタワー東京は約50倍、軽井沢プリンスホテルは約20倍の売上になったと報じられました。本キャンペーンではハイクラスな宿泊施設に泊まった方がお得感は増すので、全国各地の高級ホテルや旅館は予約が殺到するでしょう。

地域共通クーポンは旅行先の都道府県と隣接地道府県で、旅行期間中限定(日帰り旅行は旅行当日、宿泊旅行は宿泊日とその翌日)で使用ができ、紙と電子の2種類。使用してもお釣りは出ません。配布の方法は次の通りです。

・旅行会社で旅行を購入:予約完了時に紙クーポンを受け取る
・ネットで旅行を購入:紙クーポンは宿泊施設のチェックイン時に受け取り/電子クーポンは予約確認メールからアクセスして取得
・宿泊施設で直接購入:チェックイン時に紙クーポンを受け取る

クーポンが利用できるのは、Go To トラベル事務局の登録を受けた店舗・施設で、ポスターやステッカーが目印として貼られています。具他的には、土産物店、飲食店、観光施設、アクティビティ、交通機関などが対象です。紙クーポンはそのまま利用し、電子クーポンは店舗のQRコードを読み取って使います。

菊地崇仁

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