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Go Toキャンペーン続報&LCC系クレカ 2/3

ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントサービスの付加価値を見出す本連載。今回は、Go Toトラベルキャンペーンに絡んで、自治体独自の取り組みを紹介する。(1/3から読む)ーーー

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加熱するGo Toトラベルキャンペーン
東京都は独自の特典を用意

7月22日から始まった「Go Toトラベル」ですが、9月末までの約2カ月で、少なくとも述べ2518万人が利用したことがわかっています。同期間の割引総額は1099億円ですが、このキャンペーンの予算枠は1.1兆円。約1割が使われたことになり、価格別では1泊1万5000円未満の利用者が8割を占めるそうです。10月には東京発着の旅行も追加され、地域共通クーポン券の配布も始まりました。現時点で、利用者はかなり増えているはずです。一時期は給付金予算の上限に達したため、対象商品の販売を一時停止したり、割引額を制限する旅行会社などもありましたが、割当枠の追加配分で上限となる35%の支援を再開するなど、こうしたことからも、同キャンペーンの人気の高さがうかがえます。現状は、2021年1月末までとなっていますが、期間延長も議論されているようです。

こうした観光支援策ですが、国だけではなく自治体でも実施しているようです。例えば、東京都は独自の都内観光促進事業「もっと楽しもう!TokyoTokyo(略称:もっとTokyo)」の予約を10月23日から始めました。

同施策の対象は「東京都民」で、10月24日以降~2021年3月末の「東京都内」の旅行です。助成金は1人1泊5000円、日帰りは1回2500円で、Go Toトラベル事業に登録した宿泊事業者が直接販売する宿泊になります。両者の併用も可能で、Go Toトラベル(最大2万円)ともっとTokyo(最大5000円)を一緒に使うと、1人1泊が最大2万5000円もお得になるわけです。ただし、併用する際は宿泊9000円以上、日帰りは4500円以上の旅行でないと、都の助成対象にはありません。事業規模は40万泊分(約22億円)ですが、予算が亡くなった時点で終了するとのこと。あくまでも都民・都内旅行が対象ですが、めったに行かないところであったり、読者であればちょっとした息抜きに都心のラグジュアリーホテルを利用しても良いかもしれません。

こうした取り組みをしているのは、東京だけではありません。静岡は県内宿泊施設の利用者に対して、1人1泊最大5000円を助成、北海道も道民を対象に旅行代金の最大半額(上限1人1泊1万円)を補助する「どうみん割」を実施するなど、多くの自治体が支援策を行っています。予算枠によってはすでに終了しているキャンペーンもあるでしょうが、どこかにお出かけの予定があるなら、うまく使ってはいかがでしょうか。

ーーー観光に関しては、国だけではなく全国の自治体が支援策を実施している。出かける予定があるなら、利用を検討したい。そして次回、11月最後はLCC系のクレジットカードを取り上げよう。

*2020年11月9日掲載

菊地宗仁_300

菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド(インプレス)」他。

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