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The Style Concierge

キャッシュレス決済の利用シーン拡大 3/3

ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントサービスの付加価値を見出す本連載。今月はキャッシュレス決済の利用シーンについて解説してきたが、最後はプレミアム系クレジットカードの最新動向に触れる。(1/3から読む)–––

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自治体やクレジットカード会社
独自のサービスでポイント付与

前回は、行政サービスにおけるキャッシュレス決済の導入についてお話しました。さらに、ベクトルは異なりますが、千葉県習志野市は市内の対象店舗でd払いを利用すると、通常時のdポイント付与に加えて、最大50%のdポイントを還元するキャンペーンを、3月31日まで行っています。1決済当たりの上限は2000ポイント、期間中の上限は1万ポイントです。主催者は習志野市ですが、ドコモではd払いを使ったシティプロモーションをサポートしていて、そのひとつのようです。これまでも、徳島県北島町、秋田県横手市、岡山県倉敷市などでも実施していて、こうした取り組みは今後も増えていくかもしれません。

一方、クレディセゾンは3月31日までの間、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」や「全弁協セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」、「CPAセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」、「freeeセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」、「へきしんセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」など、アメリカン・エキスプレスとの提携カードで各種税金や国民年金保険料を支払うと、永久不滅ポイントが2倍になるキャンペーンを行っています。上限は4万ポイントです。

税金や年金、国民健康保険料は、多くの人にかかわることなので、クレジットカード納付が習慣になると、カード各社にとっても大きな収益源になります。クレディセゾンの施策にはこうした狙いがあるのだと思います。

一方で気を付けたいのは、アメリカン・エキスプレスのプロパーカードと、ダイナースクラブのカードで税金を支払う場合、ポイント付与は通常の半分になるということ。他のカードを使った方がお得な場合もあり、事前に確認してください。

菊地崇仁

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