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クレジットカードの新サービス&改定情報 3/3

年始はカード特典でスケートを満喫
ホテル会員はチェックインもスムーズ

昨年から今年にかけての年末年始は新型コロナが落ち着いていたので、近場で余暇を過ごしましたので、一部模様を最後にお伝えいたします。

利用したのは「グランドニッコー東京台場」です。食事の準備や片付けが不要で、ゆっくり過ごせることから毎年、年末年始は旅行をしていますが、海外旅行ができず、国内の宿泊予約も激戦だったので昨年秋から色々と探し始め、家族で泊まるのに困らないコネクティングルームに空きがあったので、JTBのトラベルポイントを使い宿泊しました。

チェックインしたのは12月31日でしたが、カウンターは長蛇の列で30分はかかりそうな雰囲気。私はオークラ ニッコーホテルズの会員プログラム「One Harmony」の会員だったので、専用レーンを使い、20分ほどで済ませることができました。同サービスの専用チェックインは無料会員の「メンバー」でも利用できますから、登録しておくのがお勧めです。「ロイヤル」「エクスクルーシィヴ」の上級会員は部屋のアップグレードなどもあり、今回はレギュラーフロアからベイビューフロアへアップグレードされていました。

滞在中は大みそかのカウントダウンライブ、元旦は施設内で餅つきや縁日、書初め、落語などのイベントがあり、退屈することはありません。さらに1月2日は、東京ミッドタウンの芝生広場で開催されていた屋外アイススケートリンク「MITSUI HUDOSAN ICE RINK」にも行ってきました。同イベントは昨年11月18日から今年2月27日まで開催されていますが、ラグジュアリーカードの会員に対して、営業時間前の午前9時30分~10時30分まで貸し切りキャンペーンを数回にわたり実施していて、2日が該当したので利用した格好です。受付でカードを提示すると、本人+3人分の合計4名が無料になり、スケートシューズ代もかかりません。通常は平日なら大人2000円、小人1500円、土日祝は大人2500円、小人2000円のチケット代なので、かなりお得になりました。

遡ること、昨年12月には京都出張の折に、同年9月にオープンした「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」、ヒルトンポイントを使い、無料で宿泊しました。アジアでは初のラグジュアリーホテルで、正直なところビジネスではもったいないくらいのレベルでした。私はデラックスルームを予約しましたが、ヒルトン・オナーズのゴールド会員であり、平日で空きがあったこともあり、ガーデンデラックスルームにアップグレードしてもらうことができ、部屋付きの天然温泉で快適な時間を過ごすことができました。ルームキーは木製で、歯ブラシは竹製、フィットネスに置かれているミネラルウォーターもペットボトルではなく紙のパッケージなど、環境に配慮された設備・アメニティも印象的です。ゴールド会員は朝食も無料になるので、これも利用しました。

私の場合、ヒルトンステータスが自動的にゴールドになる「ヒルトン・オナーズVISAカード」を持っているので、こうした特典を利用することができましたが、同カードは2020年6月末で新規受付を終えていて、現在は昨年3月から発行が始まった、アメリカン・エキスプレス提携の「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」や「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」に、受け継がれています。通常であれば一定以上の滞在・宿泊、ポイントの獲得といった条件を満たさないとゴールド会員になれないところ、カードを保有するだけで維持できるのは、非常に魅力的です。同系列のホテルに利用することが多い人にとっては、有益なカードになると思います。ライフスタイルに合わせたクレジットカード選びが、生活を豊かにします。

菊地宗仁_300

菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド(インプレス)」他。

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菊地崇仁

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