ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントサービスの付加価値を見出す本連載。今月は、クレジットカードの新サービスについて取り上げている。（1/3から読む）−−−

公共料金やサブスクの管理が便利になり
特典が当たるチャンスを獲得

近年は、電気・ガス・水道といった公共料金をクレジットカードで支払う人が増えています。一度登録すると切り替えに手間がかかることもあり、カード会社としても固定客獲得のため、これらの引き落としを推奨しています。また、現在は動画配信や音楽配信のサブスクリプション（サブスク）へのニーズが高まり、これらの支払いにクレジットカードを使うことも増えてきました。一方、これらを複数のクレジットカードで決済すると利用料や引き落とし日を管理しづらいのが難点です。特定のカードの集約させた方が効率的なのは言うまでもなく、ポイントも分散することはありません。

こういった背景に対して、「定期払いチャンス」のサービスを始めたのが、三井住友カードです。これは、電気・ガスなどの公共料金や携帯・固定電話、プロバイダー、動画配信・音楽配信サービスなど、同社が指定する定期的に発生する支払いをお得に使うことができる、日本初のサービスのこと。すでに「定期払い」の決済がある会員は自動的にサービスの対象になり、会員サービスの「Vpass」にログインのうえ、利用規約に同意すると始めることができます（一部サービス対象外のカードあり）。

「定期払い」では、以下の3つのサービスを用意しています。

■利用明細一覧化
対象カードで「定期払い」を利用すると、サービスサイトで明細を表示。毎月の定期払いの利用状況がわかり、まとめて管理できます。

■カード払い申込簡略化
支払い方法を対象カードに変更するための導線を表示。一部の支払い変更については、最低限の情報だけで申し込むことができます。

■特典付与
定期払いの利用数に応じて抽選権を付与し、毎月最大1万円分のVポイントギフトを進呈。定期払いの利用数が多いほど当選確率は上がります。

このように、定期的な決済の管理がしやすくなるばかりか、特典もある「定期払いチャンス」。本会員だけではなく家族会員もサービスの対象になるので、家族で利用するという手もあります。