菊地崇仁クレジットカード最高峰の“ブラック・プレミアムカード”。ステイタスを満たすだけではなく、実用的に使っていくことで、その資産価値が高まるとわかった。さらに活用したいのは、プライベートの秘書役を買ってくれる、コンシェルジュサービス。ポイ探の菊地崇仁氏が実体験をもとに、そのメリットを語った。
コンシェルジュは使いこなすことで身近になっていく
ブラック・プレミアムカードで年会費以上の価値を見出すのに、ぜひ利用していただきたいのは、コンシェルジュです。前回も申し上げましたが、コンシェルジュは各種チケットの予約・手配など電話一本で受けてくれる便利なサービス。クオリティはカード各社で異なりますが、自社スタッフで対応するJCBはレスポンスがスピーディで、私は高く評価しています。
ポイントは、何度も利用すること。これによりホルダーの嗜好やライフスタイルが蓄積されていきますから、よりきめ細やかなサービスが期待できるようになります。
こういったサービスは、ホテル宿泊サイトでは簡単に見つけることはできず、コンシェルジュを通じてこそ実現します。
なお、最近はメールで対応するコンシェルジュサービスもあるようです。「シティ プラチナカード」がそれで、例えばレストランのピックアップなら、メールだとURLも明記してくれますから、ホルダー自身がじっくりと比較検討ができます。
このように、独自のサービスを提供するカードもありますから、ニーズに応じて使うことをお勧めします。
エグゼクティブだからこそ得られるインセンティブ
いかがでしょうか。ブラック・プレミアムカードは使いこなすことで、真の実力を発揮するということがおわかりいただけたのではないでしょうか。ここで挙げた以外にも、年に1～2回送られてくるグルメクーポンも資産価値を高めてくれるサービスです。数万円もする食事コースが1人無料になる店舗もあり、これにより支出を減らすこともできます。実のところ、各種アップグレードも利用すれば、通常で支払うよりも、かなりの金額を抑えられることにもなり、ブラック・プレミアムカードの年会費は一般・ゴールドカードよりも高額ですが、その分はすぐに回収できます。エグゼクティブほどインセンティブを体感できる、それがこれらカードの最大の魅力なのです。そのためにも、本当の価値をひも解き、積極的に恩恵を受けていただきたいと思います。役に立つ情報も、今後どんどん伝えていきますから、乞うご期待ください。
ポテンシャルをあますことなく使うことで、快適なライフスタイルを実現しくれる、ブラック・プレミアムカード。さまざまなシーンで、アクティブに使っていきたいものだ。次回以降も、クレジットカードの隠された魅力に迫っていこう。
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菊地 崇仁 (きくち たかひと)
株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社（現NTT東日本）入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド（インプレス）」他。
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