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ベトナム不動産投資の世界 vol.3

資産デザイン研究所代表の内藤忍氏が、各界のプロフェッショナルと投資談議に花を咲かせる、この企画。今月はベトナム不動産投資を話題に、株式会社 地球と不動産の重盛竜也代表取締役と話を進めている。3回目のトピックは、ベトナム不動産投資における有望エリアについて。(vol.1から読む)

エンリッチ ホーチミン

地下鉄建設が進められる
ホーチミンに熱い視線

内藤 これまでのお話で、ベトナム不動産が空前のチャンスだということはわかりました。具体的にどういったエリアが狙い目で、実際に開発も進められているのでしょうか。

重盛 ベトナムには4つの大きな都市があり、それは次の通りです。

▼ホーチミン:人口710万人。経済、商業の中心地で同国最大の都市。首都機能はないが人口は最大。鉄道インフラなどが計画されていて不動産開発も活況。

▼ハノイ:人口640万人。首都であり政治の中心。ホーチミンと同じく不動産開発が進められているエリア。高級官僚や政治家はホーチミンの不動産に投資している。

▼ハイフォン:人口180万人。ハノイから北へ100㎞で北部最大の都市。

▼カントー:人口118万人。メコンデルタ最大の都市。稲作を中心に農業が盛んなエリア。カンボジア国境に隣接し、かつてクメール王朝の一部だったことから、クメール族も多い。

内藤 投資エリアとしての最有力候補は、人口最大で中心都市のホーチミンでしょうか。

重盛 そうです。ホーチミンは1~12区、その他のエリアにわかれていて、例えば1区とビンタン区はベトナム経済の中心地区。外資系企業のオフィスも集中しています。日本でいうところの丸の内で、日本人街も1区にあります。そして2区は1区にアクセスが良いこともあり急速にコンドミニアム開発が進められているエリア。7区にはインターナショナル・日本人学校が多く、高級住宅街。ホーチミン市民憧れの場所といったところです。

内藤 2020年には、1区からビンタン区、2区を抜けて郊外に走るホーチミン地下鉄1号が開通する予定ですね。とはいえ、時期はずれ込む可能性が高いようですが。

内藤忍

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