資産デザイン研究所代表の内藤忍氏が、各界のプロフェッショナルと投資談議に花を咲かせる、この企画。11月のテーマは「スリランカのホテル不動産」。これまでも、国内外で多くのプロジェクトを手がけてきた、FPコミュニケーションズの浦田健氏が、「マリンドライブホテル」の企画・開発をスタートさせるという。
都内ワンルームに近い金額で
スリランカ投資物件が手に入る
内藤 現時点でわかる範囲で結構ですので、「マリンドライブホテル」の概要を教えてください。
浦田 建設地は、コロンボ市内のバンバラピティヤ地区で、最寄りの駅から徒歩3分の距離。中心地・金融街のフォート地区まで直線距離で4.5㎞、首相官邸や独立記念広場、コロンボ市役所など行政機関が集まる一等地、シナモン・ガーデンズは、すぐそばです。ホテルの目の前には海岸線が広がり、近隣にコロンボで最大規模を誇るショッピングモールも。立地条件は最高クラスと自負しています
物件規模は18階建て。1~3階には、ロビーやビジネスセンター、レストランなど、4階、16~18階は地主が所有するコンドミニアムが入る予定。5~15階にホテルが計308室あり、これを販売する見通しです。来年春から建設を始め、2017年秋以降に竣工予定といったスケジュールを組んでいます。
内藤 308室なら、ミドルクラスの規模。ルームタイプはどうなっていますか。
浦田 念頭に置いているのは、ビジネスホテルですから奇をてらわず、スタンダードな部屋にするということ。もっとも多いのは、21.6㎡で220戸、これより広い部屋も用意します。日本のビジネスホテルよりは若干サイズが大きく、インターナショナルのスタンダードに比べると、やや狭い。とはいえ、2人でもゆっくり泊まることができる広さを確保しつつ、ビジネス、ツーリスト向けで、宿泊費は1泊100ドル以下が想定です。