資産デザイン研究所代表の内藤忍氏が、各界のプロフェッショナルと投資談議に花を咲かせる、この企画。
2月は、北海道帯広市を中心に住宅ビジネスを営む、株式会社ロゴスホームの池田雄一代表取締役をお招きし、「ロシア不動産投資」をテーマに対話。同氏がビジネスの場として選んだ、ウラジオストクという土地について、話は及んだ。
極東ロシアの中核都市、
ウラジオストクとは?
内藤 ロゴスホームがリフォーム事業の地として選んだ極東ロシアのウラジオストクですが、どういった所でしょうか。欧州並みに街並みが美しいと聞きますが、実は私にとっては未踏の地です。
池田 極東ロシアには、ウラジオストクやサハリン、ハバロフスクという都市があり、人口は629万人でロシア全体の4.5%、面積は616.93万k㎡とロシア全体の36%を占めるエリア。主要産業は石油・ガスプロジェクト、石油産業、鉱業、木材工業や水産業といったところです。
プーチン政権では極東ロシアを重要地点として捉え、4年前にAPECが開催されたことをきっかけに、ホテル建設やカジノやホッケー場などの建設が進められています。日本との関係は密接で、日本車が大半、日本商品や技術・サービスへの評価は高く、日本食レストランの人気も高いようです。総合商社や金融機関、建材商社、病院など、日系企業約30社が進出しています。
内藤 なかでも、ウラジオストクは、極東ロシア沿岸に位置する中心地で、国際貿易拠点としても知られています。