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カンボジア不動産投資 3/4

エンリッチ プノンペン3

資産デザイン研究所代表の内藤忍氏が、各界のプロフェッショナルをお招きして、資産運用にまつわる旬のトピックを取り上げる、本連載。8月のテーマは、カンボジア不動産投資だが、いよいよ話題は核心に迫っていく。(1/4回から読む

カンボジア不動産投資は
第2ステージへ

内藤 私自身、カンボジア不動産投資は第2ステージを迎えたと考えています。およそ3年前、1ドル100円の頃は物件があまりなく、当時は私も購入した「デキャッスル」くらい。これは、完成後アナキャムパートナーズに管理いただき、テナントも日本人駐在員が入居し、グロス利回りで10%以上で稼働し続けています。
ところがその後、プノンペンの不動産市場は上昇し、他国に比べると割高感があったことから、相対的な魅力は低下しました。

竹口 確かにその通りです。一時、強気な価格で売り出していたデベロッパーが「これでは売れない」とわかってきたので、実需のある価格に戻り始めました。また、為替も再び円高傾向ですから、これから購入する日本人にとって有利。一時は22万ドルしたコンドミニアムが、今は15万ドルほどで購入できます。プノンペンだと、以下のように5つのエリアにわかれ、それぞれでプロジェクトも進展していて、これからにも期待が持てそうです。

■プノンペンにおける物件エリア
・ボンレーン(全ジャンル歓楽街含)例:新宿エリア
・ボンケンコン1(超高級住居&商業)例:六本木エリア
・トレンバサック(大使館)例:赤坂エリア
・チョロイチャンバー(シーサイド)例:お台場エリア
・ダイヤモンドアイランド(新興開発地)例:晴海。豊洲エリア

内藤 ダイヤモンドアイランドにはイオンモールや東横インが進出していて、ボンケンコン1は高級コンドミニアムが立ち並ぶエリア。先ほど言った「デキャッスル」もここにあります。

竹口 カンボジアの投資はプノンペンが中心です。日本は少子化が進んでいますが、世界では逆。2050年に世界全体の人口は33%も増えているという試算です。対して日本は絶対数として15%も減り、世界の絶対額から相対的に見ると48%も下落するわけです。これほど人が減るのですから経済成長はおろか、不動産投資もどうなるかわかりません。対してカンボジアは53%増と、世界平均を上回る大幅な人口増が期待され、首都機能があるエリアは、さらに人は集まり、土地に対する需要も高まるはず。そういった意味で、プノンペンには期待が寄せられます。

内藤忍

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