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ワイン投資 vol.2

価値を底上げする「熟成」もメリット

内藤忍 ワイン投資 対談4

内藤 不思議なことに、人は豊かになるとワインを飲み始めるのです。経済の発展期はウィスキーやコニャックなど、ブラウン系のお酒を好むのですが、お金を持ち、経済も成熟すると、それがワインに移行します。ポリフェノールが含まれるといった、健康志向にもマッチするのでしょうね。知り合いの起業家でも、昔は下戸だったのに、ワインにハマった人はたくさんいます。起業して成功すると、なぜかトライアスロンとワイン(笑)。

福田 1991年だと、ヘネシーのVSOPが日本だけで年間91万ケースも売れました。ところがいまは、コニャックを含めたブランデーの輸入量は年間15万ケースに減少していて、

これはテキーラより少ない水準です。一方でワインの輸入や消費量は増えています。

内藤 それにワインがいいのは熟成していくこと。これも金や原油だと考えられないワインだけの特長です。きちんと保管されたワインは熟成により味がまろやかになり、これにより価値も高まります。需給バランス、熟成といった観点から、ワイン投資は他のコモディティより、有望な投資手段だと思いますよ。それに買値より下がったとしても、最悪自分で飲んでしまえばいいのです(笑)。

ーーー次回は、有望なワインの見つけたについて、お二人からレクチャーしていただこう。


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内藤 忍(ないとう しのぶ)

株式会社資産デザイン研究所代表取締役社長
一般社団法人海外資産運用教育協会代表理事
東京大学経済学部、MITスローン・スクール・オブ・マネジメント卒業(MBA)。

大学卒業後、住友信託銀行に入社。
1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。
その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。
2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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早稲田大学オープンカレッジ、丸の内朝大学などで講師を務め、雑誌、ネットでの連載コラムを担当。主な著書にシリーズ10万部を超えるベストセラーとなった「内藤忍の資産設計塾」シリーズ。「60歳までに1億円つくる術」「「好き」を極める仕事術」「丸の内朝大学マネーの教科書」など多数。最新刊は「究極の海外不動産投資」(幻冬舎)


福田恵夫(ふくだ・しげお)

ベリー・ブラザーズ&ラッド ジェネラル・マネージャー

1978-1989:ニッカウヰスキー(株)(現アサヒビール)
1990-1992:IDV JAPAN (International Distillers and Vintners JAPAN) 事業部長
1995-1997:IDV UK (英国) スミノフウォッカ ブランドマネージャー
1997-1999:日本ヒューブライン マーケティング本部長
1999-2000:ビービーアールジャパン マーケティング本部長2000-2010:バカルディジャパン 代表取締役社長2011:ジャパンインサイト株式会社設立2013:ベリー・ブラザーズ&ラッド ジェネラル・マネージャーに就任

The Keepers of the Quaich会員
ベリー・ブラザーズ&ラッド(http://www.bbr.co.jp/

内藤忍

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