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【27】海外不動産投資を始める前にできることとは?

資産デザイン研究所代表の内藤忍氏が、資産形成にまつわる悩みや質問に答える、本シリーズ。今回は「海外不動産投資を始める勇気がない。その前にできることはありますか?」という悩みに対して、内藤氏がアドバイスをします。ーー

海外不動産投資を始める前にできることとは?

Q(質問者):外貨投資の重要性を痛感して、海外不動産投資を始めようと思い始めました。そこまではやる気満々だったのですが、いざ物件を購入という段になると、自分で決めることができずなかなか契約まで進める勇気がありません。どうしたら良いでしょうか。

エンリッチnaito27

A(内藤氏):海外不動産は確かにリスクの大きな投資対象です。投資金額も最低でも数百万円~大きな物件では数千万円単位になることもあり、資金が集中することになります。

また、国内不動産投資と比べても為替リスクがありますし、物件が遠隔地になるため、管理会社の選択が極めて重要になります。ここを間違えてしまうと適切に客付けをせずに家賃収入が入らない、あるいはずさんな管理で物件がボロボロになってしまうなど、残念な話ですが日本人投資家と海外管理会社の間にトラブルも散見するようです。もちろん、語学の壁もありますから二の足を踏むのは当然と言えます。

投資のリスクに関して納得できないのであれば、無理に投資をすべきではないというのが、私の考えです。購入してからも心配で、日常生活にまで影響が出るような投資は、安心が得られるどころか不安が増幅するだけですから、本来の目的に合っていないからです。

一方で、リスクを取らなければリターンは実現しませし、決断を先延ばしにしていてはいつまで経っても現状が変わらないことになります。では、何をしておけばいいのでしょうか。

内藤忍

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